情報の海の漂流者

web上をさまよいつつ気になったことをつぶやいています。

時事ネタに関してブログ記事を書く場合には、事前予告と論点の限定がポイントだと思っている。

ネット上で盛り上がっているネタについてブログを書くときには、ほかの人も同じタイミングで同じネタについて記事を書いている最中なんだってことを意識しておいたほうがいいと僕は思っている。
さもないと、それなりの確率でネタが被る。ネタが被ると後発の記事はあまり読まれないし、下手したらパクリ扱いをされる危険性もある。

住み分けのための予告

時事ネタについて記事を書くときには、自分がそのテーマについて記事を書く意思があることと、それはどういう内容なのかを、事前に周知しておくといい。
はてな界隈の場合は、元ネタのはてブコメントで"後で書く"タグをつけてコメントするとか、twitterで軽く触れておくとか、そういうことをしておく。
すると、それを読んだ他のブロガーが空気を読んでアプローチの方法を変えてくれる可能性がある。
あるテーマについて興味があるブロガーが何人かこれをやっていると、その分野では段々と住み分けがすすみ、ネタが被りにくくなってくる。するとボツ記事や不発記事が減り、ブロガー同士がうまく共存できるようになる。
そういう分野ではFacebookいい話サッカーで華麗なパスが決まっている - ARTIFACT@ハテナ系みたいな現象が自然に起こるようになってくる。
なお住み分けを意識する場合は、何でもかんでも自分で書こうとせず、論点を絞って各論に特化するのがポイント。

アクセスを集中させるための予告

はてなブックマークからのアクセスに依存しているサイトの場合、どんな記事を書く予定かだけではなく「記事をいつ頃アップロードする予定か」もはてブコメントで予告しておくと、はてブ経由のアクセスが増える可能性がある。
更新予定時刻の予告しておくと、その時間付近に様子を見に来る人が増えるので、アクセスが特定の時間に集中しやすくなる。
はてブは同じ数のブクマがつくなら、短期間にまとめてブクマされるほうがアクセスが増えやすい。そのため読者が記事を読みに来るタイミングをある一点に集中させるテクニックの有無がアクセスの過多に影響を及ぼしてくる。
このテクニックによりはてなブックマークスパムが疑われるサイトを SoGap でフィルタリングする事にしました - Life like a clown で言われているところの 「ホットエントリに表示される時間を最大化するためのアルゴリズム」的なことをナチュラルに狙えるわけだ。
はてブ率(はてブユーザーがその記事を100人読んだら何人ブクマしてくれるか)が一定の場合、総アクセス数が増えれば増えるほど獲得出来るブクマの数は増える。
獲得できるブクマの数が増えれば、それによってさらにホッテントリーの上位に位置できる時間が増える。
こういうことを意識している人としていない人では、はてブからのアクセスの数は大きく変わってくるだろう。


ちなみに僕は、コンビニ店長の人あたりは、はてブを使った事前告知の技術が優れているなぁと思っている。

の後半で言っているところの、拡販の事前告知のテクニックをはてブでもうまく使っている印象がある。