情報の海の漂流者

web上をさまよいつつ気になったことをつぶやいています。

レーシック関係でブラックハットSEOしていた業者がタンスの角に小指をぶつけますように

消費者庁が2013年11月に行った調査によると、レーシック手術を受けた600人の内4割あまりの人が手術後不具合を訴えた、という話がNHKで報道されていた。

レーシック手術に注意呼びかけ 消費者庁
目の視力を向上させるレーシックの手術で、光がにじむようになるなどの被害が相次いでいるとして、消費者庁が注意を呼びかけています。
視力を向上させるレーシックの手術で目に何らかの被害を受けたという報告が、消費者庁には先月までの4年半ほどの間に、全国から80件寄せられています。
(後略)

消費者庁のウェブサイトを見たところ、レーシックに関する注意を呼びかけるpdfが掲載されていた。興味がある人は読んでみる事をおすすめする。


被害者の会の動きと陳情

レーシックの問題についてはレーシック難民を救う会というものがあり、この人達が随分前から地道な活動をしている。

こうした動きを受け、みんなの党衆議院議員の三谷英弘が2013年9月に消費者庁に申し入れを行っている。

今回の調査は時期的にこの人たちの動きとは無関係ではないだろうと僕は考える。
こういう活動はちゃんと覚えておこうかなと思う。
(次の選挙期間になったら、一回くらいツイートしてみようかな)

レーシックとSEO

先ほど紹介したpdfの中にレーシック手術を受けたきっかけという項目がある。

チェックして見ると4割位の人はインターネット上の情報をきっかけに手術を受けたことになる。

レーシック関係の広告は報酬が非常に高く、それを目当てにアフィリエイターやSEO業者が大量参入している状況がある。
そうした業者には中古ドメインを利用したサテライトサイト等、スパムまがいの行為で検索順位を上げるものが含まれている。
その影響で、一時期は「レーシック 失敗例」といったネガティブ系ワードを検索しても、レーシックで商売する側が書いたポジティブ系記事ばかり表示される状況であった。

webに慣れていない方がネット上でレーシックについて調べても、デメリットを十分に把握することが困難な状況が長い間続いていた。
グーグルのアルゴリズムが変更され、ダーティな方法でSEOをかける業者が検索上位から駆逐されはじめたのはごく最近の話である。

まとめ

レーシック関係のキーワードは長い間、業者のSEOにより、ネガティブな情報が見つけにくい状態でした。人の健康に係る案件でダーティなSEOをする行為を僕は好きになれません。