情報の海の漂流者

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副業で開業しているサラリーマンは「明日クビになったら」失業給付金を貰えず詰む可能性は周知されるべき

要約

普通のサラリーマンは会社をクビになっても一定期間失業保険を貰いながら凌げるけど、副業で開業している人は失業者ではないから失業保険が貰えない。
副業の収入が失業保険の金額より少ない場合、そこで生活費がショートして詰むかもしれないから要注意。
このことだけは絶対に知っておくべき。

雇用保険と失業手当

週20時間以上働いている労働者は雇用保険に入ることが法律で決まっています。
一定以上の期間雇用保険に入っている人は、失業し求職している期間中ハローワークから失業給付金を貰うことができます。
支給される期間は条件によって異なりますが、解雇された人は最低90日、最長330日。
支給される金額は30歳で前職の月収が25万円であった場合で月額16万円強。
金額がそれなりに大きいので失業期間中の家計に与えるインパクトは非常に強く、求職中のセーフティネットとして機能しています。

開業している人失業していないので給付対象外

失業手当を貰うためには失業の認定というものを受ける必要があるのですが、副業で開業届を出している人は失業認定が受けられません。
無職ではなく個人事業主として扱われるからです。


副業が上手くまわっていて生活できるだけの収入がある人ならば失業手当に頼る必要はないかもしれませんが、そうでない人は失業手当が貰えないとキャッシュフロー的に詰む可能性があります。


要するにサラリーマンが開業届を出すと、以前よりも失業の金銭的リスクが高くなるパターンがあるわけです。

サラリーマン兼個人事業主というのは普段は税制や収入、社会的信用等の良いとこ取りをできるポジションかもしれませんが、常にメリットだけを享受できるほど甘くはないということです。