情報の海の漂流者

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はてブとツイッターのコメントには明らかに質の違いが出るよ

はてブとtwitterのコメントには明らかに質の違いがでる、というのが僕の持論だ。

Twitterではコメントする前に「その記事について各ユーザーがどのような評価をしているのか」を知ることが困難である。

非公式RTまで含めてもせいぜい数名の評価を元に判断するのが通常。
答え合わせをせずに自分の意見を書く場合が多いし、そうでない場合も特定の人気ユーザーの意見に引きずられやすい傾向がある。
テストで言うならば独力で問題を解いている状態、もしくは隣同士で答案を見せ合って回答しているようなもの。

はてなブックマークではコメントをする前に「その記事について各ユーザーがどう評価しているか」を見ることができる。

はてなブックマークのコメントは一覧性がある
その為、他の人がどんなことを言っているかを確認した後にコメントすることができる。
誰か一人が記事の内容について正しいツッコミをすればその情報は他のユーザーに共有される
誰か一人が記事の内容について間違ったツッコミをした場合も、他のユーザーに共有される
テストで言うならばクラス全員で問題を解いている状態に近い。

与えられる情報が違うのだから

与えられる情報が違うのだから両者のコメントには明らかな質の違いが出てくる。
ただ、それはどちらが優秀でどちらが劣悪というわけではなく、記事のテーマや初期ユーザーが誰であったかによって、特性が良い方向にでたり悪い方向にでたりしているだけのように思える。
僕はとりあえずデマ対策という点では、はてブのほうが優秀だと思っている。
はてなブックマークの場合、誰か一人がちゃんと検証すればその情報は、その後にアクセスしてきたユーザーにちゃんと伝わる。
ツイッターの場合、誰かが既に検証したデマでも、ゾンビのように何度も蘇る。
この違いは大きいと思っている。
「Twitterには自浄作用がある」ということを言っている方もいるが、その自浄作用は「他のユーザーの意見を一覧する機能の弱さ」から生じる混乱を人の手で補っている側面が強い。
これはシステムの欠点を人力で補完するものなので、誰かが抜け落ちてしまうことも多い。

少なくても僕はTwitter単独で「効果的なデマの検証」が可能であるとは思えない。

予断なしで意見を貰いたい時にはtwitterの方が良い?

逆にはてブよりツイッターの方が優秀だなと思うケースもある。
例えば、クイズや問題提起のような「その人自信が単独で答えを出してもらいたい時」はtwitterの意見のほうが参考になる場合がある。
このような場合、はてブのコメントはカンニングしている状態なのでサンプルとして不適である。