入院した友人を見舞う時に気をつけるべきこと。
アポなしでいきなり訪ねてこられると困る
身だしなみ
入院中は寝てばかりなので寝癖が全開になります。服装も機能最重視で、ちょっとダサイ服を着ていることも多いんです。それに人に会う前には身体をタオルで拭いたいんです*1。
事前に教えてもらえれば、そういう準備をできるのですが、いきなり来られるとちょっと困ります。
しかも自分はばっちりお洒落に決めている人だと、こちらは非常に惨めになります。
人に会う前には最低限の身だしなみを整えたいんです。察してください。
病状によっては
症状によっては病室の中には、人に見られたくないモノがおいてある場合があります。
おしめ、尿瓶、おまるの類ですね。
ちょっと時間を頂ければ、そういうのはベットの下など、目に付かない位置に隠せるんです。
ノック
病室は入院中の生活の場なので時には、着替えをしていたり、排泄をしていたりします。
入る前に必ずノックしてください。そしてこちらが返事するまで待ってください。
「トントン、ガチャッ、ヤッホー」というのは、ノックしてないのと同じです。
手土産
- 事前に症状を確認してください。
- 食物を持ってくる場合には冷蔵庫の有無を確認してください。
- 収納スペースが限られている事を考慮してください
食べ物
症状によっては食餌制限がある場合があります。せっかく頂いたお土産を食べられない場合があるんです。
僕の場合、2週間の絶食療法中にお気に入りの店のケーキを持ってきてくれた人がいました。
僕の好みを考慮してくれた事は嬉しいんですが、食べられないんです。ごめんなさい。
後、パイナップルを丸ごと一つ頂いた事があるのですが、切り分ける道具がなくて、お部屋のインテリアになりました。
それと、病院の食事はカロリー計算をして有ります、その事を覚えておいて下さい。
飲み物
僕は食べ物よりも飲み物の方が嬉しかったですね。
病院内の自販機で売ってない飲み物が特に。
缶や750mlペットボトルのものだと、冷蔵庫を塞がなくて助かりました。
その病院の自販機は大塚製薬が独占していて、スポーツドリンクがポカリしかなかったんです。
そこに、アクエリアスを買ってきてくれた人がいて大変感激しました。
100均のタオルが一番嬉しかった。
上等なタオルではなく、使い棄ててもOKなタオルが嬉しかった。
何かをこぼした時に拭いたり、体を拭ったり、そんな気軽に使えるタオルがあると便利でした。
入院生活というのは、慣れない環境で日常生活を送るという面があるんですが、不足しているものを自力で揃えられないという問題があるんです。
だから、変に凝ったものモノも、ちょっとしたモノの方が役に立つことも有ります。
その他
大部屋にお見舞いに来る時は空気読んで下さい。
お隣のベットの男性が、命に関わる手術をするとかで、ご家族との時間を静かに過ごしていた時の事です。
僕の友人が数名、見舞いにやってきて、面白い話をはじめました。
僕を元気付けようとする気持ちは有難かったのですが、お隣のご家族の気持ちを思うと居たたまれなくなって、さりげなく集会室に移動しました。
病院の中では今生の別れをしている人がいるんですよ。日常的に。
自分の友人が思ったより元気そうだからといって、騒いでは駄目です。
時間
体調が悪い時に人と会うと結構疲れます。
わざわざ来てもらった手前、こちらからは言い出せないので、適当なタイミングで切り上げてください。
何故こんなことを書いたのか
ある日、後輩からメールが来て、彼女が試合中に大怪我をして、入院したとのこと。暇があれば見舞いに行って欲しいと。行くべきか迷ったが、とにかく心配で仕方なくて、アポなしで行ってみた。もし会えなれば、それで仕方ないということで。受付で彼女の部屋の番号を聞いて、訪ねて行った。
彼女がいた。
かなり驚いた顔をされたが、どうでもいい話で1時間くらい時間を潰して、そして病院を後にした。帰宅したとき、携帯から「らいおんはーと」の音が聞こえた。彼女からのメールで「ありがとうございました」と。
らいおんはーと
↑
こういう事は迷惑だよと言いたかったからです。
具体的には
- 異性の寝室でもある場所にアポイントなしで出向いたはデリカシーに欠けるのではないか
- けが人を見舞いに行って一時間も話し込むのは彼女の健康状態を考慮しているとは言いがたい。
- 病室というのは一般的に携帯電話使用不可である。
- 入院するほどの怪我人が「わざわざ病室から移動してメールを送った」可能性が高い。
これが問題だと思うんですよ。
