情報の海の漂流者

web上をさまよいつつ気になったことをつぶやいています。

「たった一つの簡単な方法」を提供するために地道に頑張るしか無いと思います

自分が正しい情報を書いているなら、自分の文章を伝える力を強化するのはとても大切という感じでしょうか。

検証側との非対称性

デマやニセ科学というのは広めるときには知識も手間もそんなに必要ないのですが、それを検証する時には知識と膨大な手間が必要になります。
またニセ科学関係の場合、広める人たちは情報を拡散することでモノが売れるので、拡散のためだけに自分の時間を使い尽くしても生活していけます。
一方ニセ科学商法を批判する人の場合、それで何かまとまったお金が入るわけではないので検証活動に自分の時間を費やし続けると生活に支障が出てきます。
前者はめんどくさくないしお金になる。後者は面倒くさいしお金にならないのですから、まぁ

正しい意見よりも間違った意見を目にする頻度が圧倒的に高いからです。
インターネットからニセ科学を減らすたった一つの簡単な方法 - アレ待チろまん

ということになりますよね。
両者の効率の違いにより、自然とそうなります。


だけどある製品やデマに対して誰かがちゃんとした記事を書き、その記事の存在が周知されていれば状況がほんのちょっとだけましになるんですよ。
誰かに何を説明する時に「URLを一つ示すだけですむ」すむことは、結構大事なことなんです。
ネット上に自分の代わりに説明してくれる記事があり、そのURLを知っていれば、その問題は超めんどくさいことから気軽に説明できることに変わるんですから。
結局のところこの場合の「たった一つの簡単な方法」とは自分の代わりに説明してくれる「誰か」or「webページ」が存在する状態を作ることが基本だと僕は考えています。
自分のやっている分野については地道に頑張って記事を書いてURL一つで説明できることを増やしていき、他の人がやっている分野については積極的に紹介して周知に努めていく。
面倒くさくてもそうやってちょっとずつ状況を変えていくのが一番なんじゃないかと僕は思っています