情報の海の漂流者

web上をさまよいつつ気になったことをつぶやいています。

メディアクリエイターとブロガーについて思うこと

社会で上手くやって行くための一番無難な才能はコミュ力なんで、群れることができる人はしぶとい。
若いうちにあれだけの規模の同士を集めてオフ会とかできるような人たちは大抵、なんだかんだ言ってうまく生きていける気がする。
仕事を見つけて、恋人でもできて、ブログを書く時間がなくなって、ドロップアウトしていく人たちが大多数なんじゃないかな?と思う。
大抵の人は、上手いことフェードアウトしていくのではないだろうか。

何年かたったらメディアクリエイターな人たちがどうなったか、確認してみようと思って三年後の日付で予約投稿をいれててみた。

ブログに比べて安定性が高いと言われる普通の就職でも新卒の三年離職率が3割を超えているのだから、大抵の人は他の手段で生計を立てていると予想するが、真に幸せな人生を送る人はやめた側にいそうな気がする。
リアルが充実しすぎてブログを書く時間がなくなるのだ。

まぁ、数名位はちゃんと何年も安定して食べられている人が出るはずで、その人はなんか凄い人なので一定の敬意を払おうと思う。


今のブログはリアルタイム性が高すぎて、時事ネタを追うならば勤め人と兼任するのは難しい。
夜中に発生したネット事件についての記事は、朝「普通の人たち」が通勤を始める時点でSNS上でバズってないと旬が過ぎるし
午前中に発生したネット事件についての記事は、昼休みまでにバズってないと旬がすぎる。
午後に発生したネット事件についても記事も、夕方以降、「普通の人たち」が帰宅する電車の中で読めないとやはり旬が過ぎてしまう。
「普通の人」が働いていたり寝ている間中に記事を作成できるというのは凄いアドバンテージとなる世界で、時間がある人が一番強い。

大学生っていうのは比較的時間が自由になるポジションで、ブロガーメディアクリエイターとしての能力がブーストされている時期なのだ。
今のスペックがいつまでも続く事を前提にするのはちょっと疑問である。
時間の話は読者についても同じことが言える、同世代の若い人たちを相手にしたサイトは、読者が忙しくなり、記事を読む時間が減ると、段々とパワーダウンしていく。
書き手も読み手も時間が掛けられなくなった時にどう対処して生き残るのかは興味がある。

大型ショッピングセンターが個人商店を駆逐していったのと同じように、個人ブログはメディアの組織力に押されて衰退して行くと思うんで、多数の人がも生計を立てていけるパイはないと思われるが、一部の人は上手く適応していくはずであるが、僕はその方法が思いつかないのだ。

時事ネタではなく専門性で勝負しようという話にならばある程度イメージできるが、専門性をつけるならば一日8時間以上お金を貰いながらネタを探すことができる就職が相当有利になる。
専門性が武器ならばメディアクリエイターを名乗るより、職業を肩書にして専門知識で勝負した方が勝率が高そうな気がしてならない。
メディアクリエイターを名乗り、専門性に惹きつけられる人は、メディアクリエイターワナビーな人くらいな気がするが……

それはさておき、僕の知り合いにとあるASPの個人ランキング上位常連の人がいるが、その人はhtmlの知識もなければ、自分で記事を書くことも一切しないで月間100万円以上のweb収入がある。
クラウドソーシング等を駆使して多数の人に記事を書かせて、品質管理も1記事100円位で他の人に依頼して自分は製作には関わらない。
手を動かさなくてもお金が入ってくる立場である。
メディアクリエイターを名乗るなら、ライターポジションではなく、こういうポジションの人なんじゃないかなとも思う。

もしくはまとめサイトの運営ポジションの人もメディアクリエイターっぽい気がする。