情報の海の漂流者

web上をさまよいつつ気になったことをつぶやいています。

イケダハヤトさんのAdsense収入は大したものだと僕は思います

Hagexさんちで、イケダハヤトさんのAdsense収入は、ブログの稼ぎ方を説くには少なすぎる、というような話が出ていました。

だけど、僕はHagexさんとは逆にイケダハヤトさんのAdsense収入は結構大したものだなと感じました。

ネット広告は掲載位置によって効果がぜんぜん違う

ネット広告というのは、実は貼り付ける位置や貼り付け方法によって、クリック率や注視度が数十倍から、ヘタしたら100倍以上の差が出るものなんです。
また、広告の種類や、配信元によって、表示回数あたり、クリック回数あたりの報酬も数十倍以上の差が出てきます。

関連ネタ

だからブログの稼ぎ方系のテクニックの中には、どの広告をどこに設置するかといういわば広告配置術系テクニック的なジャンルが存在するんです。

Google Adsenseは広告配置術のベンチマークに使われがち

Google Adsenseというのは、普通のブログが手を出せる広告の中では、エースクラスの広告です。
そのブログの一軍クラスの広告枠に設置されることがかなり多く、Adsenseで月間いくらか稼いでいるか、pvあたり何円稼いでいるかはしばしばこの種のテクニックの巧拙を見るための指標となります。

だから

Googleアドセンスで月に4万ぐらいしか稼げてない人に、ブログの稼ぎ方を説かれても説得力がない。

みたいな話にもなってくるわけです。

Hagexさんのブログの広告配置

Hagexさんののブログを見てみると一軍の広告枠から順番にGoogle Adsenseを3つ設置し
余った二軍枠を忍者Admaxで埋めている事がわかります。

クリック単価が高いAdsenseをクリックされやすい一軍の位置に、表示されるだけで小銭が入る忍者admaxをクリックされにくい二軍の位置に(はてなブログのサイドバー下部は僕的には3軍)貼るという典型的なAdsense最適化系の配置となっています。

イケダハヤトさんのブログの広告配置

一方イケダハヤトさんのブログは一軍の位置に純広告を並べ、二軍の位置にAdsenseを一箇所、文中やフッターにアフィリエイト広告という配置になっています。

Adsenseよりも単価が高い純広告がAdsenseを押し出してしまうという、典型的な純広告最適化系の配置なんです。

その辺の事情を書かずに、月4万の数字だけを強調するのはあまりフェアじゃないなぁと僕は感じました。
あの位置に一箇所貼って月4万なら、一軍の位置に限界数までadsenseを貼れば月20万前後にはなるはずなんですよね。

まとめると、

「Googleアドセンスで500万稼ぐのと、広告スペースの販売で500万円稼ぐのでは、その本質が違う」 という部分では同意。

広告の設置思想がそもそも違うので、氏のブログマネタイズテクニックの中には一般ブロガーにはあまり参考にならないものが一定数混じっていると僕も思います。

Googleアドセンスで月に4万ぐらいの数字では説得力がない、という部分にはあまり同意できない。

あの配置でサブ広告扱いして月4万円に到達するなら、大したものだと僕は思います。