一昔前ネット閲覧の主役がPCだった頃は、ネット閲覧のピークはゴールデンタイム一点でしたが、スマートフォンの普及とともに朝夕の通勤・通学時間帯やお昼休みにネットチェックをする人が増えてきました。
(上の図は、インターネット白書やスマートフォンレポートといった時間帯別の利用率を載せている統計資料を見ながら書いた落書きを元に起こしたもの。グラフの部分があまり正確ではないので、イメージ図位に思ってください。)
現在のインターネットで抑えておくべきポイントは、利用率が高い時間帯が一日に複数あることと、間に谷間の時間帯が存在することの2つです。
外食屋さんのようなものだとイメージしておくとわかりやすいかもしれません。
時間帯によって影響度が変わるソーシャルメディア
ソーシャルメディアのユーザーには温度差があって、全ての発言を全チェックしてくれる人もいれば、自分がアクセスした時に流れて来た発言だけをチェックしているだけの人もいます。
後者の人は自分が離席している間に流れてくる発言をチェックしないのですから、人が多い時間帯と少ない時間帯では発言を見てくれる人の数が変化します。
ソーシャルメディア上での拡散を狙う場合にはネット上に「人が多い」時間帯にどれだけ言及してもらえるかが大事になってきます。
通勤時間や昼休みに記事を書いて投稿すると谷間の時間帯に拡散されやすい。
通勤時間に記事を書いていると、書き終わり記事をアップした頃にはネット利用のピークが終わりを迎える時間になりがちです。
そして、記事を読んだ人がソーシャルメディア上で言及し、拡散し始める頃には谷間の時間がやってきてしまいます。
すると言及数が伸び悩んじゃうわけです。
これってお昼休みが始まってから弁当の仕込みを始めるご飯屋さんのようなもので、あまり効率がよくないですよね。
ソーシャルメディアに強い分野で人気ブログを狙う人の場合、予約投稿するなり、下書き保存するなりして、拡散のピークとネット利用のピークを合わせる調整作業を行ったほうがよろしいかと思います。
ピークをまるごと利用できるようになり、言及数やアクセス数の上で有利になる可能性が高いので。