情報の海の漂流者

web上をさまよいつつ気になったことをつぶやいています。

NAVERまとめ等がはてブのランキングを寡占していたという話

2011年1月以降から2013年3月までのはてブ月間ランキングを見て回り、domain(はてブの分類がそういう名前である)ごとの記事数を集計したのが以下のグラフ。

見ての通りNAVERまとめが圧倒的一位である。
次のグラフは、NAVERまとめの月別のランクイン数。

2012年はかなりすごいことになっている。
特に2012年3月は、上位50記事中20記事がNAVERまとめの記事となっていて、一つのサイトがランキングの半数近くを占める自体となっていた。
ちなみに、月間ランキング入り記事数の月別ベストテンは以下のようになっている。

domain 月間ランキング入り記事数
201203 matome.naver.jp 20
201202 matome.naver.jp 14
201206 matome.naver.jp 11
201204 matome.naver.jp 11
201112 matome.naver.jp 11
201207 matome.naver.jp 10
201201 matome.naver.jp 10
201209 celeb-style.jp 9
201205 matome.naver.jp 9
201210 matome.naver.jp 8
201209 matome.naver.jp 8
201208 matome.naver.jp 8

これに加えて、他のライフハック・まとめ系サイトもそれなりに月間ランキング入りしており、そういう系のサイトでランキングをほぼ寡占していた状態だった。
これにどう対応して多様性を確保するのかというのが、はてブのアルゴリズム変更の課題だったんだろうなぁと想像。

はてなブックマーカーの間で話題になっている記事が人気エントリーへ上がりやすくなるよう、スコアリングを補正しています。


2013-01-16 - はてなブックマーク日記 - 機能変更、お知らせなど

2013年1月のアルゴリズム変更以降はランキング入り記事がそれなりに分散しており、1サイトが他を圧倒する事態にはなっていない。
多様性の確保という意味で考えると、2013年1月のアルゴリズム変更はそれなりに上手く機能しているのではないだろうか。

上のグラフはNAVERまとめの100ブクマ超記事と1000ブクマ超記事の数(月別)
100ブクマを超え、ホッテントリー入りする記事の数は今でもそれなりに多いものの、1000ブクマを超えるような記事はほとんどなくなってきている。