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毎日夫を起こすのが離婚したいくらい苦痛なのは何が悪いのか


夫婦共に30代、来月1歳になる息子と3人暮らしです
夫の仕事は忙しく、帰りは早くて10時過ぎ、遅いと2時くらいになります。
朝はだいたい5時半起床、会議がある日は4時半起床です
なので、物凄く疲れてるだろうし眠いのは分かるのですが、「起こして」と頼まれて起こしているのに起きません。
優しく起こしても、きつく起こしても何しても起きず結局電車では遅刻するため車を使います。
車の経費は自腹ですし、起きない夫にイライラします。毎日「離婚したい」と思ってしまいます。
長くなりましたが、やはり私が我慢して起こすべきで「離婚したい」なんて浅はかでしょうか?
シャキッと起きれる方法があれば教えて下さい。


毎日夫を起こすのが離婚したいくらい苦痛です。 : 家族・友人・人間関係 : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

そして皆様の案にあった引っ越しですが、我が家は転勤族で引っ越しの際に会社から引っ越し費用と敷金礼金が出ます。


春には新しい転勤先があるので引っ越しはないです。そして、今の住まいは元々の転勤先から車で10分程度の所でしたが、1年だけという条件で隣の市に通勤しているので、このような状況です

質問の中にあった事ですが、私は専業主婦です。
夫が帰ってくるまで起きて待っていたり寝たりです。
 
私の睡眠時間は、夜子供を寝かしつけてから夜ご飯とお弁当の下ごしらえ、昼間に出来なかった家事を済ませて寝るので夫が2時くらいに帰宅の時は10時〜1時くらい(帰る前に連絡あります)で、12時前に帰ってくるときは昼に子供が寝たら一緒に1時間程寝ています。

夫は鼾が凄く、鼾をかいている時は熟睡していないと聞いたことがあるので、鼾をかいたら体勢を変えたりして治まるように起床時間まで付き添っています。


あと、労働基準局へというレスをいただいてますが、しょっちゅう通報されて社長は呼び出しを受けています。
なので表向きは改善しようとしていて、夫は管理職なので、部下を早めに帰したりしている為にしわ寄せがきています。


  • 夫の拘束時間は過労死ラインを超えている
  • 奥さんもそれに合わせて生活をしている
  • 0歳児(11ヶ月)を抱えている
  • 転勤族である

こういう条件なんだけど、
発言小町 2chまとめブログ
そのブクマを見ると、旦那さんが甘えているという意見があってビックリする。
帰宅時間を間をとって0時とし、そこから風呂や食事等の時間をと考えると、この旦那さんは一日3〜4時間しか寝ていないことになる。
このような条件で長期間過ごすと、ほとんどの人間は身体や心の健康を壊す。
正直過労死ライン上にあるのであり、根性でどうにかなるレベルではない。
ここで甘えなんていう精神論が出てくるのは、どうも納得行かない。

じゃあ奥さんがだめなのか?

でもって、奥さんが糞である、的な意見も多いけど、それもおかしい気がする。
この条件だと旦那さんは家事を手伝える状況にないから、実質的に奥さんは一人で家事と育児を行っている状態だと考えられる。
しかも、夫が転勤族であるから、生活する地域は一定期間で変更になる。
友人や実家や地域コミュニティからのサポートは、ひとつの土地で暮らしている人より少ない状態ではないだろうか。
本当の意味で実質的に一人で子育てをしている可能性が高い。


子供は動きまわる時期で、目を話すと事故の危険性があるため、目線が切れない。
気が休まる暇はない。
これだけでも育児ノイローゼを気をつけなければいけない状況と言える。


子供は11ヶ月。夜泣きの多く見られる時期だ。


夜泣き(よなき)は、赤ん坊や幼児が、夜間睡眠中に目を覚まし激しく泣くこと。中でも特にはっきりした原因がない場合を指すことが一般的である。生後6ヶ月から1歳半くらいに多く見られる。


夜泣き - Wikipedia

うとうとしたところで、子供が泣き出して目を覚ますことも多いだろう。


それに加えて、旦那さんの帰宅時間に合わせて、睡眠周期が不規則になっているし、旦那さんの睡眠を見守っているのでご本人の睡眠時間も充分ではない。
ブラック企業で疲弊してしまうのは、本人だけではない。
家族も疲れ果ててしまうわけだ。
健康状態が危険なのは、旦那さんだけではない
奥さんも充分に危険な状況にある。
こういう人に対して、鬼だとか糞だとか妻失格だとか言うのはどうなのよ?という意味で、奥さんに対する否定の言葉もやっぱり納得できない。
僕にはどうしても、この人が「気楽でわがままな専業主婦」には見えないよ。

まとめ

会社が、この家族の「溜め」を奪っている。
(この場合の“溜め”とは湯浅誠さんの言っている溜め 反貧困 (amazon)あたりを参照のこと)
転勤を繰り返す勤務体制により、地域コミュニティやそれまでの人間関係を利用した子育てが困難になり、労働基準法違反の拘束が労働者のみならず、その家族の健康や精神状態を蝕んでいる。
そして、世間の目は悲鳴を上げた被害者をバッシングする。
嫌な話だ。

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