2chの罠
斜め読みした時点で突っ込み所を１０箇所以上見つけたけど、全部指摘する気力は沸かない。
コピペすると致命傷になりそうな奴だけ言及しておこうかな。
- 「CO2の90年比２５％削減国際公約」は、
国内同意のない急な発言を予期してなかった日本産業界に壊滅的な損害を与え、
国民から環境税をとる一方、排出権取引で
日本国民の血税を中国などにばらまくことで、
→日本国益を著しく害します。
鳩山首相の政治手腕すごすぎるｗｗｗｗｗｗ:ハム速
これだけは自分のブログに貼らない方がいいと思う。
国内同意のない急な発言を予期してなかった?
選挙前に出されたマニフェスト(PDF注意)に書いてあるから予測できるんじゃないかな？
マニフェストに書いてある事は実行される「方向で動く」だろうし
マニフェストを掲げて当選した以上、国民は同意した「ことになっている」だろうし*1
2020年までに温暖化ガスを25%削減(90年比）するため、排出量取引市場を創設し、地球温暖化対策税の導入を検討します。
http://www.dpj.or.jp/special/manifesto2009/pdf/manifesto_2009.pdf
ポイントなのは、この箇所、「二酸化炭素」でも、「温室効果ガス」でもなく「温暖化ガス」と書いてある事。
適当に検索して斜め読みしているとこれを読み落としやすいんだよね。
最近、政治関係のブログ記事を読むかどうか決めるとき、二酸化炭素ネタは判断基準のひとつになっている。*2
- 「マニフェスト」をしっかり読んだ人ならば25%削減について明記してある事を知っている。
- 適当に検索してつまみ読みした人はこの箇所を見つけられない。
マニフェストなんて普通の人は多分読まない。
でも、政治関係の発言をする人はマニフェストを読んでないことがばれたら、色々困るんじゃないかな。
今知らないということは、選挙前にチェックしなかったという事だし。
注 二酸化炭素減反対 ≠ 二酸化炭素減政策は予告されていなかった発言
反対する事自体はOK...というか僕もどちらかというと反対派だ
一つの制度が廃止されても、また新しい制度ができていたりする
後はとりあえず、あれかな?
社会保障関係で名称や管轄が変わっただけのものを、全面廃止と勘違いしているものや、
10月5日時点では廃止情報しか出ていなかったが、今では代案が出ていているものもある
失業対策・就職支援予算を6000億円削減（8000億から2000億円に）
鳩山首相の政治手腕すごすぎるｗｗｗｗｗｗ:ハム速
鳩山由紀夫首相が２００９年度補正予算の見直しを各閣僚に指示した問題で、厚生労働省は３０日、求職者の生活を支援する基金などの執行を一部停止、４０００億円強の資金を回収する方針を固めた。農林水産省も３０００億円程度、文部科学省は２０００億円以上を凍結する方向で、政府全体では少なくとも１兆円台に乗ったもようだ。
鳩山首相、失業対策で４０００億円停止：社会：スポーツ報知
↑元ソース。失業対策予算マイナス
書き込み時点では確かにマイナスだった。
政府は９日、雇用情勢の悪化に対する当面の対応策「緊急雇用創造プログラム」を今月下旬に策定する方針を決めた。自公政権が取りまとめた２００９年度第１次補正予算のうち、雇用関係の基金について３年間分を前倒し執行し、緊急的に雇用を創出・確保することが主な柱だ。政府は来週中に設置する鳩山首相を本部長とする緊急雇用対策本部で取りまとめる考えだ。
具体的な前倒し執行の対象となっているのは、厚生労働省所管の緊急雇用創出基金（４５００億円）や、環境省所管の地域グリーンニューディール基金（５５０億円）など。このうち、緊急雇用創出基金については、多くの都道府県が３か年の事業計画をすでに政府に提出、交付決定を受け、雇用対策に着手している。
雇用基金前倒し執行 : ニュース : ジョブサーチ : YOMIURI ONLINE（読売新聞）
↑その後、失業対策予算プラスに。*3
この部分は、書き込み後に出てきた新情報なのでまぁ仕方ないかな。
ただ、政府の予算というのは
一つの制度が停止したからといって、その分野の総予算が減るとは限らないし
一つの制度が新設されたからといって、その分野の総予算が増えるとは限らない
という事を示す一つの例ではある。
特に混乱期の今ではね。
