情報の海の漂流者

web上をさまよいつつ気になったことをつぶやいています。

最近はてなブックマークのスパム対応が遅い気がする。

2013年4月末にはてな匿名ダイアリーで話題になっていた、「何百ブクマ単位でスパムやっている疑惑のページ」が今どうなっているのか気になったので、様子を見に行った。
うーむ、あれから一ヶ月位たつのに非表示になっていない。

これははてな的には「あり」なのだろうか?
はてブのホッテントリーに入ると、内容を問わずある程度のアクセスが期待できる。こういう手法で意図的にホッテントリー入りできるとしたら、それはアクセスアップに「効果」がある「手段」となる。

同時期に、ホッテントリーに片っ端から自分のブログ?のURL(内容はエントリーと無関係)を張り付けている人もいた。これもいまのところ非表示になっていない。

ホッテントリーのエントリーページにURLが置いてあったら、クリックする人が一定数いるので、この手法もアクセスアップに確実に「効果」がある「手段」である。

この手の「実際にアクセス増加が期待できる系」のスパムが、ちゃんと対応されない状態であるのは、色々まずい。
真似する人が出てくるからだ。

スパム対策のため、はてなブックマークにも市民制度を導入してもらえないだろうか。

少し前に

という記事で、はてなブックマークの最適化について色々書いたのですが、これはあくまで個人が自分に最適な情報を収集するための手段ですね。
サービス運営側がこれをやってしまうと、ボリュームゾーンが除外されてしまい、今度はヘビーユーザーのニーズに偏り過ぎた「一般人には興味がない」ランキングと化してしまうわけです。

はてなにしてほしいなと思っていること。

個人的にはスパム対策の方をどうにかしてもらいたいなと思っています。
はてなのホッテントリ―というのは「100人が面白いと思うような記事がきっといいものだ」というロジックで記事を選別している(と思っている)わけで、「一人が100回ブックマークした記事」を選出してしまうのは趣旨に反していると思うんですよ。
ホッテントリーや新着エントリーの質を維持するには、多重投票対策はちゃんとやって欲しいところです。

はてブスパムは難易度が低い

はてなのアカウントとういのは、メールアドレスだけあれば簡単に作れてしまうので、多重投票の類も容易に出来てしまいます。

その上、新しく棄てアカウントと、長年使い込まれたアカウントを同じ一票としてカウントしているので、スパムアカウントが削除されても痛くも痒くもないんですね。
アカウントを削除されてもまた作りなおせば問題なくスパム活動を続けられてしまいます。

その為、削除されては作り直し、作り直しては削除されのイタチごっこが続くわけですね。
この辺を対策するにはホッテントリーや新着エントリーにカウントするのはある程度利用実績があるユーザーのみに限定するというホワイトリスト形式を導入する必要があると思うわけです。
具体的な条件としては、はてなには既に利用実績で権限を付加するはてな市民制度というのがありますので、これをはてなブックマークにも導入できないものなのかなと思っています。


「はてな市民」とは、はてなのサービスを一定期間以上利用することで、うごメモはてなのチャンネル作成や、はてなキーワードの編集に参加できるようになる制度です。

はてなにユーザー登録した日から本日までの日付で、対応サービスを合計30日分以上利用すると自動的にはてな市民となり、はてなトップページにアクセスしたとき(ログイン時)や、各サービスのプロフィールページなどに市民バッジ が表示されます。

サービスの利用日数によってバッジの色は以下のように変化します。

(銅/30日)→ (銀/100日)→ (金/300日)→ (プラチナ/1000日)

現在、「はてなダイアリー 」「はてなグループ 」「はてなハイク 」「はてなフォトライフ 」「うごメモはてな 」などのサービスではてな市民制度に対応しており、サービスごとに異なる種類の市民バッジを提供しています。

ぜひはてなを長くお使いいただき、たくさんのバッジを集めてみてください。
はてな市民になるとできること

はてな市民になると、以下の機能を使うことができるようになります。市民限定で利用可能な機能につきましては引き続き検討を行って参ります。

はてなキーワードを編集する
はてなキーワードのリンクスコアに投票する
はてなキーワードのasin/rakuten/videoページの最新情報取得
うごメモはてなのチャンネル作成

はてなキーワード、うごメモはてなについて詳しくは、はてなキーワードのヘルプおよびうごメモはてなのヘルプをご覧ください。


はてな市民制度について - はてな
自分のブックマークをはてなブックマークのランキングに反映させるためには最低30日の利用実績が必要、という条件ならば、お気に入られ数での判定と違い、ボリュームゾーンの票を反映させることが可能です。
はてブを使い続けているユーザーなら誰でも到達可能な条件だからです。
一方スパマーは、はてブスパムをするためにいちいち一ヶ月以上アカウントを育成する必要が出てきて、スパムをするための手間が増えます。
同じアルゴリズムを使い回してアカウントを育成するようなずぼらな人の場合、スパムを実行してBANされた時に育成中のアカウントもまとめてBANされてしまい、また一から育てなおしになったりしますしね。
はてブ市民制度を導入すると、今よりはスパム対策が強固になるんじゃないかと思うんですが、この辺って既に検討されているんですかね?

また誰かが機械的に大量のはてなアカウントを取得している?

久々にブログを書こうと思い、管理画面を開いたところ「最近ブックマークされた記事」の項目が機械生成されたと思われるアカウント群で埋まっていた。

特徴

  1. ユーザーidが日本人の姓か名+4桁の数字
  2. 様々なサイトの「過去にホッテントリーに入った記事」を10個程度ブックマーク
  3. ブクマコメントは書かず、記事内容に関係ないタグを1〜3個程度付けてブックマーク

人の目で見てブクマしていたならば、こんなことにはならないはずなので、明らかに自動化されている。
誰がどんな目的でこのアカウント群を作っているのかは分からない。
だが、これだけ大量にアカウントがあれば、はてブのランキングは操作し放題だろう。
3userスパムでもホッテントリー入りでもなんでもできる状態だ。

見事なはてブスパムを見つけたのでスクリーンショットを取ってみた

最近、はてブのspamについていろいろ調べているのだけど、その過程で典型的なものを見つけたのでスクリーンショットを保存してみた







はてなブックマークの新着エントリーや人気エントリーというのは、「多数の人が興味関心を持っている」という要素でフィルタリングしているわけだけど、
特定の人物や集団が無数のアカウントを取得してきた場合そのフィルタリングが機能しなくなる。
この辺対策するにはどうすればいいんだろうか?
やはりお気に入り機能でユーザーのホワイトリストを作成するしかないのだろうか。