情報の海の漂流者

web上をさまよいつつ気になったことをつぶやいています。

ブロガーの延長線にあるお仕事の話。ライターは地雷の部類じゃないかな

ライターの話ですけど。日本語が書ける人なら大抵の人は最底辺のライターにはなれますよ。
ただ、記事を書くだけの仕事だと単価が低いので頭打ちになると思われるので、専門性やよほどの個性、文章力等が無い限りその先を見据えた通過点として考えたほうが良いと思います。
なれるけど、食べてはいけないわけです。

anond.hatelabo.jp

最底辺のライターのハードルはめちゃくちゃ低い。だから厳しい

商業でやっているメディアの記事を書く場合、文章力やら訴求力やら色々求められますが、そうじゃない所の記事の場合、最低限日本語として意味が通れば問題がない、程度の要求度の仕事が結構あります。
そういう所のお仕事をゲットできればまぁ楽ではあります。

ただ、基本的には専門性のない書き物仕事って、今個人でやっていくには非常に厳しいんです。
業務内容がブログ記事執筆でも条件整えて書類揃えて申請すれば受けられる助成金のたぐいがあって、そういう会社は人を雇って1記事100円とか200円のSEOライティングをしていてもそんなに赤字にならないんですよ。
下手したら企業として最低賃金以上の給料を出しながらやっていけたりするわけです。
後は生活に困っていない主婦の人とかがお小遣い稼ぎとかでちゃちゃっと書いたりする。

個人がそういうところと競合して生活の糧を得るのはちょっと大変な状況です。
文章単体で勝負するのは結構厳しい。
プラスアルファの要素がほしいわけですね。

CRML-17 使い切りライター3本入(PSC)

CRML-17 使い切りライター3本入(PSC)

数年前の彼はプラスアルファ部分が身につく書き方をしてなかった

冒頭リンク先の彼には何年か前に、「年齢を言い訳にするな、勉強しろ」的なことを書いたことがあります。
彼が当時プラスアルファの部分が全く身につかないブログ運営をしていたので、「プロ」を目指すなら将来的には行き詰まるだろうなと思ったからです。
あの頃の彼のブログは、ほぼ、自分で考えたことを書き連ねた感じで、記事執筆時に何かを調べた形跡がほとんどありませんでした。
論拠となる参照リンクとか殆ど無かったですし。

そういう記事を書いていると、記事を書いたことで新たに増える知識は殆どないし、技術力も高まらないわけです。
文章力は高まるかもしれませんが、プラスアルファの部分が全然伸びないんですね。

大抵の人はブログは趣味でやっているのでそれでも全然構わないわけですが、そうじゃない人の場合、100円で書いてくれる人たちとの顕著な違いが必要で、そこをクリアできないなら続けていてもその先は無いだろうなと感じていました。

方向性やパラメータの伸び具合が幸せになれなそうな感じ。

でも、最近はそんなにひどくないよね(どっかの真似)

でも、最近の彼はブログを書く際に色々調べている形跡があるし、炎上以外でも注目される記事を生み出すようになってきています。
成長する方向に動いていると思うんですよね。
調べ物をする時にapi叩くか、ちゃちゃっとphpか何かでスクレイピングかけて、sqlに放り込んで分析、とかできれば他の人が持ってない情報で勝負する記事書けると思うんですが……
(実際僕は数分で書いたコードで得たデータをグラフ化しただけの資料で何度もホッテントリ飛ばしている)

プラスアルファの部分があれば色々お仕事ありそうなのに

例えば、僕が片手間でやっている「お仕事」に、中小企業やNPOのHP運営+パソコン関係の相談役、というのがあります。

これは、見苦しくない程度に文章がかけて、WordPressのサイト運営経験があって何年かパソコンを触っていればできる仕事です。
スキルとしてはブログ運営の延長線上にある感じです。
HPの更新は多いところで週に一度、少ないところで数ヶ月に一度無難な記事を書く程度。
いわば公式ブログの中の人ですね。


相談役というのは例えば、「新しいパソコン欲しいけど何買ったらいいか分からないから見繕って」と言われたら、「予算的にはCPUはCeleronで妥協してメモリは8Gに増設してSSD換装するのが良いですね。今度行くときやっときますよ」と答える仕事です。
「そのエクセルのシート vlookupってのを使えば作業時間3分の1になりますよ」とか言ったりもします。
その程度です。
中小企業とかだとパソコンが分かる人が誰もいないけど、一人余分に雇うのは厳しいというところが結構あって、そういう所に月にに1~2回くらい顔を出して相談に乗る、というお仕事が成立するわけです。

ライター狙いやプロブロガー目指すよりも、兼業でこういう位置狙うほうが絶対楽だと思うんですよね。